端的に言えば「奇奇怪怪」の意味は「奇怪で不思議な様子」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んです。一緒に「奇奇怪怪」の意味や例文、類語などを見ていこうじゃないか。
ライター/すけろく
現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「奇奇怪怪」の意味は?
まずは、国語辞典での定義から押さえていきましょう。「奇奇怪怪」には、次のような意味があります。
非常に奇怪で不思議なさま。
出典:大辞林 第三版(三省堂)「奇奇怪怪」
「奇奇怪怪」という四字熟語の元になったのが、「奇怪(きっかい)」です。「奇怪」には、大きく分けて二つの意味があります。
ひとつめは、不思議であやしい様子です。たとえば、初めて見た人間の目には、パンダはさぞかし奇怪に映ったことでしょう。
もうひとつの意味は、不都合でけしからぬ様子です。たとえば、不祥事を起こしてしまった国会議員などを形容する際に用いられます。
そして、この「奇怪」を二つ重ねて作られたのが「奇奇怪怪」です。したがって、その意味は強調されていると考えるのが普通でしょう。
「奇奇怪怪」」の使い方・例文
「奇奇怪怪」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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