地球型惑星は簡単に言うと地球と同じような性質の惑星で、比較的太陽寄りの場所にある惑星のことです。太陽系にある8つの惑星のうち地球型惑星は水星・金星・地球・火星の4つです。
地球型惑星の特徴と、地球型に分類させる惑星についてを科学館職員のたかはしふみかが解説していきます。
ライター/たかはし ふみか
最近天文についての勉強を始めたリケジョ。得意科目は化学と意外にも国語で、高校と大学では研究漬けの日々を送っていた科学館職員。
惑星の種類
image by Study-Z編集部
宇宙にはたくさんの天体があり、地球は惑星に分類されます。惑星とは「恒星の周りを公転し、自分の重みで球状をしている天体のうち、公転の軌道上に衛星以外の天体がない」天体のことです。惑星はその位置や構成する物質によっていくつかの分類されています。そして惑星の他に恒星・衛星・準惑星・小惑星などの天体があるのです。
太陽系の惑星全体についてはこちらの記事で確認して下さいね。
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地球型惑星の特徴と分類されている惑星
地球型惑星は難揮発性物質(岩石や金属)から構成されている惑星です。地球型惑星は岩石惑星・固体惑星とも呼ばれています。太陽系にある8つの惑星のうち地球型惑星は4つ、太陽から近い順に水星・金星・地球・火星があてはまり、内惑星系ともいわれているのです。
では残りの4つの惑星はどのように分類されているのでしょうか。木星、土星、天王星、海王星、冥王星は木星型惑星(外惑星系)に分類されています。木星型惑星とは広い意味では大型惑星を指しているのです。そして木星型惑星はさらに細かく分類され、巨大ガス惑星としての木星型惑星は木星と土星を、巨大氷惑星(天王星型惑星)は天王星と海王星を意味しています。
地球型惑星は比較的高密度で、衛星をあまり持ちません。水星以外には十分な大気があります。また地質的な特徴があることも地球型惑星の特徴です。地球型惑星の表面にはクレーターや火山なども存在しています。
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