ICカードの仕組みに応用されている「レンツの法則」とは?理系ライターがわかりやすく解説
力学の作用反作用
まずは力学で言う「作用反作用」を見ていきましょう。意外と見落としガチですが、反作用の力は「どんな場合でも」発生しています。
物体同士が接触しているケース
床に机を置いたら、机が床を押す力(こちらを作用とする)と床が机を押す力(反作用)どちらも発生。物体同士が接触している場合は比較的イメージしやすいもの。
物体同士非接触の場合
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物体同士が接触していない、宙に浮いている場合でも反作用の力は働いています。例えば、自由落下中のボールに働く力を考えてみましょう。重力のみ。この重力を作用とすれば実は反作用の力も存在しているんです。
重力は言い換えれば「地球がボールを引っ張る力(万有引力)」。つまりこれの反作用は「ボールが地球を引っ張る力(こちらも万有引力)」と考えることが出来ます。ボールに比べて地球があまりにも大きいので見落とされがちですが、万有引力を考える上ではボールも地球も対等であり「ボールが地球を引っ張る」は何もおかしくありません。
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5.磁石を近づけた時の作用反作用
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電気が流れている、つまり電子が移動していると考えることが出来ますね。
電子という小さな物質をコイルが押すわけにもいかないので、コイル内に電子を移動させることで反作用の力を発生させるのです。コイル内に電子を移動させる=電気が流れる(これが誘導電流)。電流の向きは、近づいてきた電子の向きの反作用の向きとなるわけです。
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