「孤城落日」の使い方・例文
「孤城落日」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.前は景気も良かったが、あの会社ももう孤城落日のようだ。このままでは衰退の一途を辿るだろう。
2.どんなにお金があって人気があったとしても、天狗になってしまってはいけない。どんどん人が離れてしまって彼は今じゃ孤城落日だ。
3.旅先でたくさんのお城を見て来たけれど、それぞれの歴史を知って思わず孤城落日の想いに浸ってしまったよ。
「孤城落日」は人にも状況にも用いることができ、2のように戒めのように使うことも可能です。
かつては輝いていたものが、一転して現在は孤独で心細くなった状況を物悲しく表したい時に「孤城落日」を用いるといいでしょう。
「孤立無援」
「孤立無援(こりつむえん)」とは、一人ぼっちで仲間や味方がおらず助けもない状況を指す四字熟語です。「孤立」は周りから離されて助けがないことを意味し、「無援」は誰からも援助がないことを指しています。
孤立して援軍の来ない状況、というのがまさしく「孤城落日」と似た状況と言えるでしょう。
ただし「孤立無援」はあくまで誰も助けてくれない現在の様子のことで、「孤城落日」にあるような“かつて栄えた様子”や“物悲しい”といった意味は含まれていません。
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