
あなたはもう子供ではないのだから、今後は思慮分別のある行動をとっていく必要がありますよ。
サイト等で情報を十分に収集した後、トップが好謀善断すれば、この困難も十分に乗り切れよう。
#3 「熟慮断行」の対義語は?

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では、「熟慮断行」の対義語はどのようにとらえればいいのでしょうか。じっくりと考えた上でしっかりと行動するの反対語は、よく考えずに行動してしまうことだと考えられます。
ここでは、そのような意味合いを持った四字熟語を二つほど見ていきましょう。
「軽率短慮」
「軽率短慮(けいそつたんりょ)」は、「熟慮断行」の対義語として十分に通用するものです。この四字熟語には、深く考えず軽はずみに行動するという意味があります。
前半部と後半部を入れ替えて「短慮軽率」とする場合もありますが、表す意味合いはほぼ変わりません。「軽率」には、軽々しく行動してしまうことを意味します。
また、「短慮」が表すのは、考えが浅く十分でない様子です。これらを合わせると、「軽率短慮」全体の意味になります。
「軽挙妄動」
「軽挙妄動(けいきょもうどう)」もまた、熟慮断行の対義語となり得るものです。この四字熟語には、軽率な行動や分別のない行動をとるという意味があります。
軽率だったり分別がなかったりするということは、よく考えていないことの現れだといえるでしょう。あるいは、そのような判断力が備わっていないのかもしれませんね。
いずれにしても、熟慮断行とは正反対の行動を表す言葉であると断言できます。
組織のリーダーたる者が軽率短慮な振る舞いを見せては、部下に対して示しがつかない。
王位や皇帝の座を狙って軽挙妄動を起こせば、結果は火を見るよりも明らかであろう。
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