「幕を引く」:物事を終わらせる
「幕を引く」(まくをひく)の意味は「物事を終わらせる」こと。「幕を下ろす」「幕を閉じる」も同様の意味です。歌舞伎などの舞台で、幕を引き芝居が終わることから転じて使われるようになりました。
「けりをつける」:決着をつける
「けりをつける」の意味は「決着をつける、結論を出す」ことです。特に、簡単に決められない物事に対して、何らかの結論を出して結末をつけることを言います。「けり」はひらがな表記で、「蹴り」ではないので注意してください。
由来には大きく2説あります。1つは和歌や俳句の締めに助動詞の「けり」が使われることからという説。2つ目は、琵琶法師の語る平曲などの語り物と言われる伝統芸能で、そもそもと始まり、けりで終わる語りの形式が多く使われたことからとする説です。「けりをつける」の文字通り、どちらも終わりに「けり」をつけるというところが共通していますね。
「一巻の終わり」:物事の全てが終わること
「一巻の終わり」(いっかんのおわり)は「物事の全てが終わること」という意味です。「一巻」は書物やフィルムのひと巻きのこと。そのため「一貫」と表記するのは間違いです。ひと巻きの終わりと共に物語も終わりを迎え、特に死ぬことから、今から何かしようとしても手遅れな状態を指します。単純な終わりには当てはまらず、悪い結果や絶望的な結末についてのみを表す言葉です。
\次のページで「「幕を開ける」:物事を始める」を解説!/