「give up」
「give up」は、「あきらめる」という意味の句動詞ではもっとも一般的なものです。しかしながら、「音を上げる」とはややニュアンスが異なる部分もあります。
それは、「音を上げる」は「もう、無理だ!」という声を上げることであって、実際にそこであきらめたかどうかまでは不明だという点です。
「whine」
「whine」もまた、「音を上げる」の英語訳のひとつです。こちらは、あきらめるというよりも「泣き言をいう」というニュアンスが強いということを覚えておきましょう。
ちょうど、人がめそめそと泣いている様子を想像していただければと思います。
「音を上げる」を使いこなそう
この記事では「音を上げる」の意味・使い方・類語などを説明しました。この慣用句の意味は、耐えきれなくなって弱音を吐くでしたね。
長い人生の間には、山もあれば谷もあります。中には、どん底まで落ちて「もうだめだ」と音を上げそうになることがあるかもしれません。
しかし、「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如し」のたとえもあります。くじけそうになったとき、自分に負けそうになったときにどうやって堪えて乗り越えていけるかが大切です。
みなさんも、「音を上げる」という慣用句の意味や用法を理解したら、臆せずにどんどん使ってみてくださいね。