国語言葉の意味

【四字熟語】「暴虎馮河」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しくわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「暴虎馮河(ぼうこひょうが)」という四字熟語について解説する。

端的に言えば「暴虎馮河」の意味は「命知らず」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んだ。一緒に「暴虎馮河」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

#1 「暴虎馮河」の意味や使い方のまとめ

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それでは早速「暴虎馮河」の意味や使い方を見ていきましょう。

「暴虎馮河」の意味は?

まずは国語辞典の定義から。「暴虎馮河」には、次のような意味があります。

虎に素手で向かい大河を徒歩で渡る意で、血気にはやって向こう見ずなことをすること。命知らずなこと。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「暴虎馮河」

「暴虎馮河」は一部に難しい漢字を使用した四字熟語ですので、前半部と後半部に分けてじっくり解説していきます。まずは、前半の「暴虎」から。

「暴虎」は「暴れる虎」のことだと勘違いされがちですが、実際はそのような意味ではありません。これは、「虎を素手で打つ」という意味なので押さえておいてください。

では、一方の「馮河」とはどのような意味を表すのでしょうか。こちらの熟語は、「黄河を徒歩で渡る」という意味を持ちます。

すでにお気づきの方がいるかもしれませんが、これらの行為は危険かつ無謀だといえるものです。どちらも実際に行えば、命の保証すらありませんね。

「暴虎馮河」の出典は?

次に「暴虎馮河」の出典を確認しておきましょう。この四字熟語の出典は、孔子と弟子の問答を集めて編まれた「論語」です。

その中の述而篇(じゅつじへん)という章に、「暴虎馮河」は登場します。ここで、弟子の子路(しろ)が孔子に質問をする場面を確認しておきましょう。

「先生が三軍(=大軍)を率いるならば、だれといっしょになさいますか」

これに対して、孔子は次のように答えます。

「暴虎馮河するような命知らず(=子路)とはいっしょにしませんよ」

これは、子路の後先を考えない性格を戒めるためのものだったというのが定説です。

\次のページで「「暴虎馮河」の使い方・例文」を解説!/

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