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【四字熟語】「悪事千里」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「悪事千里」について解説する。

端的に言えば「悪事千里」の意味は「悪行はすぐに世間に知れわたること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「悪事千里」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。
国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「悪事千里」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「悪事千里(あくじせんり)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「悪事千里」の意味は?

「悪事千里」には、次のような意味があります。

悪いうわさはすぐに千里も遠く離れたところまで伝わるということ。

出典:四字熟語辞典(学研)「悪事千里」

これは言葉のまま「悪い事があったことが、千里(くらいのすごい距離)に広まる」ということです。「悪事千里を走る」や「悪事千里を行く」という慣用表現を聞いたことがある人も多いでしょう。

「千里」はもちろん実際の距離ではなく、それほど広い、遠いという意味。しかもニュアンスからして「その距離をもすぐに」という速さまで含まれています。

強調されているのは、「そんなにも悪い」ではなく「それくらいすぐに広まる」という部分です。悪事の大きさを表現しているわけではありません。

ポイントは、「すぐ人々の間でうわさになる」点であることを押さえましょう。

「悪事千里」の語源は?

次に「悪事千里」の語源を確認しておきましょう。

この言葉は、孫光憲による『北夢瑣言(ほくぼうさげん)』に見ることが出来ます。

孫光憲は中国の唐の時代末から北宋の始めに活躍した人で、同著で著名人の逸話を集めるということをしました。

その中にあるのが、「好事不出門,悪事行千里(こうじもんをいでず、あくじせんりをゆく)」という一節。

良いことをしたということは人に伝わらないが、悪いことをしたということはすぐ世間に広まってしまうものだ」という意味です。

実は前半にあたる部分もあったことがわかりますね。ぜひセットで覚えておきましょう。

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