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【慣用句】「問屋が卸さない」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターがわかりやすく解説!

この記事では「問屋が卸さない」について解説する。

端的に言えば問屋が卸さないの意味は「簡単にはいかないこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んです。一緒に「問屋が卸さない」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「問屋が卸さない」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「問屋が卸さない」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「問屋が卸さない」の意味は?

「問屋が卸さない(とんやがおろさない)」には、次のような意味があります。

そんな安値では問屋が卸売りしない。そんなにぐあいよくいくものではないというたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「然うは問屋が卸さない」

「問屋が卸さない」は一般的に「そうは問屋が卸さない」と使われる慣用句。この「そうは」は漢字で「然うは」と書き、「そのように」という意味を持ちます。

また「問屋(とんや)」とは、“商品を買い入れ、小売店などに卸売りする業者”のこと。商品物流の仲介者です。

そのため「そうは問屋が卸さない」は「そのように問屋は卸売りしてくれない」という言葉になり、問屋が希望通りに売ってくれないことから、「そう簡単にうまくはいかない」「それほど甘いものではない」という意味で使われます。

「問屋が卸さない」の語源は?

次に「問屋が卸さない」の語源を確認しておきましょう。

商品を仕入れて別のところに売る問屋。この問屋とは、もともと江戸時代の卸売業者から始まります。

当時の問屋は、同業種の問屋同士で組織を持っており、自分たちでルールを決めて利益を守っていました。問屋の性質上、価格を安くしてくれと頼まれることもしばしば。ですがこの組織内では卸す価格もしっかり決められており、とある問屋だけが安売りするなどは許されない状況でした。

そのような強力な組織性を持った問屋に対し、どんなに安く商品を卸してくれと言ったところでそう簡単にはいきません。そもそもが無理な話で、甘い考えと言えるでしょう。

これが「そうは問屋が卸さない」ということわざの由来になります。

\次のページで「「問屋が卸さない」の使い方・例文」を解説!/

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