この記事では「遠慮なく言ってください」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Don't hesitate to ask.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「遠慮なく言ってください」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三カ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「遠慮なく言ってください」の意味と使い方は?

それでは、「遠慮なく言ってください」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「遠慮なく言ってください」の意味

「遠慮」とはそもそもどういう意味か考えたことがありますか?「慎む」「控える」などに近い意味ですね。それをしないで、どうぞ言ってください、というのですから、相手に発言を促す言葉です。「遠慮(する)」とは以下のような意味があります。

1.人に対して、言葉や行動を慎み控えること。
2.辞退すること。また、ある場所から引き下がること。
3.遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。遠謀。
4.江戸時代、武士や僧に科した刑罰の一。軽い謹慎刑で、自宅での籠居 (ろうきょ) を命じたもの。夜間のひそかな外出は黙認された。

出典:goo辞書「遠慮」

「遠慮なく言ってください」の使い方・例文

「遠慮」という言葉は本来3の意味で使われたようですが、日本語で現在使われるのは1や2の意味ですね。つまり「遠慮なく言ってください」は「言葉を控える必要はありませんよ。どうぞ言ってくださいね。」ということですね。次に、この言葉の使い方を例文で見ていきましょう。

1.私に何かできることがあれば、遠慮なく言ってください。
2.質問のある方は、遠慮なく言ってください。

\次のページで「「遠慮なく言ってください」の英語での表現は?」を解説!/

「遠慮なく言ってください」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「遠慮なく言ってください」の英語表現

英語では、「Don't hesitate to ask.」がよく使われます。「hesitate」は「ためらう」という意味の動詞ですので、「ためらうことなく言ってください。」ということですね。つまり、「遠慮なく言ってください。」となるわけです。ビジネスメールの締めにもよく使われていますよ。文脈によって最後の動詞は「ask」以外に「contact」などを使っても良いですね。

1.Please don't hesitate to ask if you have any questions.
何かご質問があれば、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。

2.If you need further help, don't hesitate to contact me.
ほかにもお手伝いすることがあれば、遠慮なく言ってください。

3.Please don't hesitate to ask me if you need further information.
他に必要な情報がありましたら、どうぞ遠慮なく聞いてください。

「Do not hesitate to ask.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「feel free to ask」もほぼ同じ意味として使用可能です。「自由に聞いてくださいね」ということで、こちらもかなり頻繁に使われますよ。シンプルに「let me know」も使えます。

似た表現その1「feel free to ask」

こちらも「don't hesitate to ask」とほぼ同じ意味を表現することができます。「feel free to ~」は「どうぞご自由に~してください」という意味です。この表現も「ask」以外の動詞も使用できるので、いろいろなバリエーションが作れますよ。

\次のページで「似た表現その2「let me know」」を解説!/

1.If you need any assistance, feel free to ask.
何か手助けが必要であれば、遠慮なく言ってください。

2.If there is anything I can do, please feel free to tell me.
私に何かできることがあれば、遠慮なく言ってください。

3.Please feel free to ask if you need further information.
ほかにもご質問があれば(さらに情報が必要ならば)、遠慮なくお聞きください。

似た表現その2「let me know」

「let me know」はより簡単な表現で、「教えてください」ということですね。「ご遠慮なく... 」といったニュアンスは含みません。「please」をつけて丁寧な言い方にすればビジネスでも使用可ですが、友人同士などで使うことが多いです。

1.Please let me know if you have any questions.
何か質問があればどうぞ聞いてください。

2.Let me know any time if you need my help.
私の助けが必要なときはいつでも言ってね。

3.Feel free to let me know if I could be of any help to you.
私でできることがございましたら、ご遠慮なくお知らせください。

「遠慮なく言ってください」を英語で言ってみよう

この記事では「遠慮なく言ってください」の意味・使い方・英訳を説明しました。「please tell me」でも言いたいことは通じますが、今回紹介した表現を使いこなせるとよりプロフェッショナルに聞こえますね。これらは相手を助けたい、力になりたいというこちらの意志を表し、良い印象を与える表現です。どんどん使っていきましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

「遠慮なく言ってください」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「遠慮なく言ってください」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Don’t hesitate to ask.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「遠慮なく言ってください」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三カ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「遠慮なく言ってください」の意味と使い方は?

それでは、「遠慮なく言ってください」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「遠慮なく言ってください」の意味

「遠慮」とはそもそもどういう意味か考えたことがありますか?「慎む」「控える」などに近い意味ですね。それをしないで、どうぞ言ってください、というのですから、相手に発言を促す言葉です。「遠慮(する)」とは以下のような意味があります。

1.人に対して、言葉や行動を慎み控えること。
2.辞退すること。また、ある場所から引き下がること。
3.遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。遠謀。
4.江戸時代、武士や僧に科した刑罰の一。軽い謹慎刑で、自宅での籠居 (ろうきょ) を命じたもの。夜間のひそかな外出は黙認された。

出典:goo辞書「遠慮」

「遠慮なく言ってください」の使い方・例文

「遠慮」という言葉は本来3の意味で使われたようですが、日本語で現在使われるのは1や2の意味ですね。つまり「遠慮なく言ってください」は「言葉を控える必要はありませんよ。どうぞ言ってくださいね。」ということですね。次に、この言葉の使い方を例文で見ていきましょう。

1.私に何かできることがあれば、遠慮なく言ってください。
2.質問のある方は、遠慮なく言ってください。

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