「手を打つ」の例文と使い方
次に「手を打つ」の例文で使い方を考えてみましょう。
1.孫が県の小学生将棋大会で優勝し、東京での全国大会に出場すると聞いた途端、彼は手を打って大喜びした。
2.納得したわけではないが、ここで契約を成立させないと商談がまとまらないことが予想されたので、手を打つことにした。
3.景気の悪化に歯止めがかからないのは、政府が何も必要な手を打っていないからだ。
最初の例文は、喜びのあまり手をたたいたという内容です。2番目の例文は、「手を打つ」を、契約が成立したという意味合いで使っています。3番目は、「必要な手段を講じる」という意味で使った例文ですね。
「対策を講じる」:対応方法を実行する
「対策」とは、「相手の態度、事件の状況に応じてとる手段や方法」のこと。「講じる」は「講ずる」ともいいます。「手だてを考える」「考えを巡らせて行う」などの意味がありますよ。
「対策を講じる」とは、「起こった物事を解決するために、どのように処理すべきか対応方法を考えて実行すること」です。「消費拡大のための対策を講じる」のように使います。「策を講じる」「対策を練る」「策を練る」などと言い換えることもできますね。
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