理科生物生物の分類・進化

簡単でわかりやすい!陽生植物と陰生植物の違いとは?具体例も現役講師が詳しく解説

2.コケ類・シダ類

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コケ類シダ類の多くは陰生植物的な性質をもちます。日陰でじめじめしている土壌を好む植物、といえばこれらを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

陰生植物が育つような日光の当たりにくい場所は、土壌もじめじめしっぱなしのところが多いです。そのため、生育にある程度の湿り気が必要となる植物も少なくありません。

3.アオキ

アオキは日本で古くから知られる常緑の低木です。森や林の中、日の当たりにくい場所でも自然に生えています。一年を通して緑色の葉がつき、実も赤く華やかなことから、庭木や公園の植え込みなどで使わることもしばしばです。

4.ヤブツバキ

ツバキのなかまであるヤブツバキは、名前からして陰生植物ですね。”やぶ(藪)”の中でも生きられる植物、ということですから。

ただし、ヤブツバキはある程度成長するとそれなりの高さの樹木になり、小さかった時よりも強い光で光合成ができるようになります。このように、成長するにつれて陽生植物のような性質になるものもあるんです。

5.ブナ

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ブナ科の落葉広葉樹であるブナは、日本で広く見られる、新緑の美しい樹木です。

ブナ林の中で新たなブナが芽吹くとき、その環境はすでに上空を他のブナに囲まれた、薄暗い状態であることが多くなります。そのような環境にあっても、陰生植物はであるブナの芽は成長し、大きくなることができるのです。

反対に、すでに長く存在した森林の中に陽樹の芽が出た場合は、周囲を木々が取り囲み、日光が足りずにうまく育たない可能性があります。初めは陽生植物ばかりが茂っていた環境も、時間が経過するにつれて陰生植物が数を増やしていくのです。

光飽和点と光補償点

陽生植物と陰生植物の特徴を、より明確に理解するために、以下のようなグラフを扱うことがあります。

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