端的に言えば得手勝手の意味は「自分の都合ばかりを優先してわがままに振舞うこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
営業マネージャーとして勤務し、カナダでの留学を経てライターとして活動中のナガタナミキを呼んです。一緒に「得手勝手」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ナガタ ナミキ
外資企業の営業マネージャーとして勤務し、相手に伝わる会話表現やコーチングスキルについて学ぶ。カナダでの留学を経て、言葉の持つニュアンスや響きを大切にするライターとして現在活動中。
「得手勝手」の意味は?
「得手勝手」には、次のような意味があります。
[名・形動]他人のことは考えず、自分に都合のよいように行動すること。また、そのさま。わがまま。「得手勝手が過ぎる」「得手勝手な注文」
出典:大辞泉(小学館)「得手勝手」
他人に構わず自分の都合ばかりを考えて、わがまま放題にするさま。▽「得手」は本来は得意なものの意。
出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)「得手勝手」
「得手勝手」とは、他人の都合を考慮せず、自分のことだけを優先することをいいます。まるで世界が自分中心にまわっているかのように、自分勝手でわがままに行動することを表す四字熟語です。
「得手勝手」の語源は?
次に「得手勝手」の語源を確認しておきましょう。はじめに熟語ごとに分解し、その意味をご紹介します。
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