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【四字熟語】「無二無三」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「無二無三」の語源は?

次に「無二無三」の語源を確認しておきましょう。語源を深く知るための鍵は仏教の思想にあります。

本来は仏教用語「無二亦無三(むにやくむさん)」を省略したものが「無二無三」でした。仏になるための一つの道は「一乗」と呼ばれ、他に代わりの道や方法は無いと信じられていたのです。「無二無三」にある数字はそれぞれ「二乗」「三乗」という「一乗ではない代わりの道」を表し、それを「無」が打ち消しています。この成り立ちから、第二、第三の道や選択肢はなく、ゴールへの道はただ一つであることを説いているのです。

ちなみに「無二」は単体でも使われ、「同じものは他にないこと、かけがえのないこと」を表します。たとえば他に代わりのいない親友は「無二の親友」であり、心から大切に思う存在は「唯一無二(※)」であるといえるのです。

これらの語源から、「無二無三」は現在では「唯一の存在であること」「一つの物事に熱心に取り組むこと」として用いられるようになりました。

※「唯一無二」は後ほど類義語の項で詳しく紹介します。

「無二無三」の使い方・例文

「無二無三」の使い方を例文を使って確認していきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.リレーランナーに選ばれたからには、無二無三に取り組まねばならない。

2.彼は来月の国家試験に向けて、無二無三に勉強しているようだ。

3.何でも相談し合える妹は、まさに無二無三の存在だ。

「無二無三」はただ一つしかないことや、一度きりであるような高い重要性をもつ物事や機会に対して使われる言葉です。

例文1、2のように重要な大会や試験に対して、一途に取り組むことを「無二無三」で表すことができます。また例文3では大切な家族を「無二無三」とたとえ、この世に二人といない存在のかけがえのなさを強調しているのです。

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ひたむきな様子や一途な思いを表す「無二無三」は、仏教の考えが語源であることが分かった。実際に使ってこのニュアンスを掴もう。

「無二無三」の類義語は?違いは?

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それではここで「無二無三」の類義語を確認しましょう。

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