国語言葉の意味

【慣用句】「煙に巻く」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では慣用句「煙に巻く」について解説する。

端的に言えば煙に巻くの意味は「相手の知らないことなどを大げさに言ってごまかす」だが、辞書に載っている意味に加えてニュアンスや語源などを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

営業マネージャーとして勤務し、カナダでの留学を経てライターとして活動中のナガタナミキを呼んだ。一緒に「煙に巻く」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ナガタ ナミキ

外資企業の営業マネージャーとして勤務し、相手に伝わる会話表現やコーチングスキルについて学ぶ。カナダでの留学を経て、言葉の持つニュアンスや響きを大切にするライターとして現在活動中。

「煙に巻く」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「煙に巻く(けむにまく)」の意味や語源・使い方を確認していきましょう。

「煙に巻く」の意味は?

「煙に巻く」には、次のような意味があります。

大げさなことや相手の知らないようなことばかりを言い立てて、相手を圧倒したり、ごまかしたりする。「巧みな弁舌で人を―・く」

[補説]この意味で「けむりにまく」と読むのは誤り。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「煙に巻く」

「煙に巻く」とは、要点から逸れた話を並べたり、大げさに言い立てることで相手を戸惑わせることをいいます。

たとえば自分にとって不都合な話題が出た時、話を変えたり中断するために、異なる話題を持ち出すことや筋の通らない内容を繰り出すことが「煙に巻く」の具体的な行動例です。また、相手に反対意見や文句を言う隙を与えないよう、言葉を言い立てる・まくし立てることも「煙に巻く」のポイントの一つですね。

「煙に巻く」ことで相手を圧倒させ、会話をごまかしたり論点をぼかすことができます。煙に巻かれた相手は戸惑い、判断力を鈍らせているかもしれません。なぜなら一方的に言葉を投げかけられることで、考える時間を奪われてしまうからです。

「煙に巻く」の「煙(けむ)」の読み方に注意しましょう。慣用句では(けむり)とは読みません。

「煙に巻く」の語源は?

次に「煙に巻く」の語源を確認しておきましょう。「煙」と聞くとみなさんはどのようなイメージを連想するでしょうか。普段目にするタバコや、煙突から登る灰色の煙などが思い浮かぶかもしれませんね。

「煙に巻く」の「煙(けむ)」も同様で、もやのように空気に漂う気体を指しています。もしもあなたの身体が煙に包まれれば、そこから抜け出すまで視界や方向感覚は奪われ、息苦しさを感じる、などの影響を受けると考えられるでしょう。つまり「煙に巻く」とは、煙に巻き込んで相手の感覚を鈍らせることであるといえます。

また煙には、煙幕を使って追っ手の目をくらませ、その間に逃げるといった使い道もありますね。日常的な例ではありませんが、忍者などが敵を煙に巻くシーンをアニメなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。

このように「煙に巻く」とは、「煙」のもつ特性や威力を会話においてたとえたものであり、相手を混乱させる話術・方法としての意味が定着したのです。

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