「舌の根も乾かぬうち」:間もないうち
「舌の根も乾かぬうち」とは言葉が言い終わるか終わらないうち・言い終わって間もなくという意味で、前と違うことを言った・違うことをしたと非難・批判されることが多い表現です。「不倫を否定した俳優の舌の根も乾かぬうちにスキャンダルが出た」「舌の根も乾かぬうちに息子がまたウソをついた」と使われます。
「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」:法令などがすぐ変わってしまうこと
「朝令暮改」とは命令や政策などがひんぱんに変更されて定まらないこと。朝に発令され夕暮れには改められるという中国の慣用句、四字熟語です。「気分屋の社長はいつも朝令暮改だ」「朝令暮改の政府は信用がない」と使われます。
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「一朝一夕(いっちょういっせき)」:わずかの間
「一朝一夕」は漢字からも分かるようにひと朝とひと晩(夕)、とても短い時間・わずかな期間のたとえです。「語学は一朝一夕で習得できない」「信頼関係は一朝一夕では築けない」など「~できない」とともに使われます。
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「昨日の今日」の対義語はなんだろう
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「昨日の今日」を「短時間」とするなら反対の意味は「長期間」ですね。感覚的また実際に長い時間という意味を持つ言葉をご紹介します。
「一日千秋(いちじつせんしゅう)」:待ち遠しいこと
「一日千秋」とはとても待ち遠しいことのたとえです。千秋は千年の意味で、1日が千年に感じるほど、待ちこがれる気持ちを表現。「クリスマスを一日千秋の思いで待つ」「彼女に会いたくて一日千秋の思いだ」など、「思い」を付けて使います。
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