「昨日の今日」とは簡単にいうと「間もない」という意味。俺の教え子あるあるですが、昨日〇〇大学を志望すると宣言したのに今日は△△大学を目指すと吹聴する。おいおい、どっちにするんだって確認すると次の日には別の校名を口にする。そんな短期間の変更を「昨日の今日」と表現しますが、くわしい意味・使い方を知ってしっかり使いこなせるようになろう。
今回、語学系主婦ライターの小島ヨウを呼んです。一緒に「昨日の今日」を説明していく。
ライター/小島 ヨウ
言葉の使い方、漢字の意味に興味を持ち、辞典で調べまくるアナログ主婦ライター。分かりやすく、読みやすい文章を心がけている。
「昨日の今日」の意味・使い方
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昨日まで海外旅行を熱望していたのに今日になったらやっぱり国内・近場が良いなんて、ころころ意見を変える人に対して「昨日の今日で…」と嫌味を言いたくなりますよね。短期間・短時間で起こった出来事・変更を「昨日の今日」と表現します。くわしい意味や使い方をみていきましょう。
「昨日の今日」の意味
まずは辞書で意味を調べてみます。
昨日に続く今日という日。昨日その事があったばかりで、それから一日過ぎただけの今日という日のこと。その事があって間もなく。
出典 精選版 日本国語大辞典「昨日(きのう)の今日(きょう)」より
「昨日の今日」との表現ですが、実際に昨日何かがあって今日のことだけでなく、つい最近または短時間・短期間のたとえで、あまり良い意味で使われません。そんな短時間でどうして違う・なぜ変わると、あきれや不信感など負のニュアンスを帯びています。
「昨日の今日」の例文・使い方
辞書の意味・説明が少し抽象的なので、例文で具体的な使い方や意味を確認しましょう。
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