「~のみならず」の英語での表現は?
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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。
「~のみならず」という表現は、日本語では少し堅いイメージですが、英語では意外に簡単に言い表すことができます。
「~のみならず」の英語表現
「not only A but (also) B」という表現を使えば、「~のみならず」という意味を言い表すことができます。「not only A but (also) B」の意味は「AだけでなくBも」と学校で教わった覚えがありますね。「AだけでなくBも」を少し言い換えると、「AのみならずBも」となります。
気を付けるポイントは、AとBに入る言葉を同じ品詞にするということです。一番わかりやすいのは、AにもBにも名詞が入るパターンでしょう。それ以外のパターンも例文で示したので、参考にしてください。
1.I can play not only the piano but also cello.(A、B共に名詞)
私はピアノのみならずチェロも演奏できます。
2.He is not only good-looking but also wise.(A、B共に形容詞)
彼はカッコいいのみならず賢明でもある。
3.The actress is famous not only in Japan but also in Europe.(A、B共に前置詞+名詞)
その女優は日本のみならずヨーロッパでも有名だ。
「not only A but (also) B」と似たような英語表現・フレーズは?
最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。
「not only A but (also) B」の書き換え問題は、英文法の試験などでは頻出です。「B as well as A」が典型的な書き換えのパターンですが、ここではその他の表現について説明します。
似た表現その1「B besides A」
「B besides A」を用いても、「~のみならず」という意味になります。
ここで注意するポイントが一つ。「not only A but (also) B」を他の表現に書き換える場合、「B as well as A」「B besides A」のようにAとBの位置が逆になります。
また「besides」は文頭に来ることも少なくありません。この場合の語順も「besides」の直後にAが来て「Aのみならず」となります。
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