端的に言えば、無為徒食の意味は「何もしないで遊び暮らす」です。ふだんあまり使わない言葉でしょうから、この機会に意味と使い方をマスターしておこう。
日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んです。「無為徒食」の意味をチェックし、例文や類義語などを見ていきます。
ライター/ユーリ
日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。
「無為徒食」の意味
まず、国語辞典で「無為徒食」の意味をチェックしましょう。
なすべきことを何もしないでただ遊び暮らすこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「無為徒食」
「無為」は「何もしないでぶらぶらしていること」です。「徒」には「いたずらに」「何もしない」「何の役にもたたない」「無駄」という意味があるので、「徒食」は「無駄に食べている」ことですね。
そこから転じて「徒食」は「働かないで遊び暮らすこと」という意味になりました。「無為」と「徒食」という二つの言葉が組み合わさった「無為徒食」は「なすべきことを何もしないでただ遊び暮らすこと」です。
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「無為徒食」の使い方
例文で「無為徒食」の使い方を見ていきましょう。
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