国語言葉の意味

【慣用句】「足もとを見る」の意味や使い方は?例文や類語を本の虫ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「足もとを見る」について解説する。

端的に言えば「足もとを見る」の意味は「弱みにつけ込む」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

年間60冊以上本を読み込んでいるヤマゾーを呼んだ。一緒に「足もとを見る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマゾー

ビジネス本を中心に毎年60冊読破。読書を通じて心に響く生きた日本語を学ぶ。誰にでも分かりやすい説明で慣用句を解説していく。

「足もとを見る」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「足もとを見る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「足もとを見る」の意味は?

「足もとを見る」には、次のような意味があります。

相手の弱点を見抜く。相手の弱みにつけこむ。足許に付け込む。 

出典:大辞林 第三版「足下を見る」

立派なスーツを着こなしていても、履いている靴がボロボロだとしたら、相手はどう思うでしょうか。おそらく、足もとに注目してしまうかと思います。「足(あし)もと」は、苦しい立場や状況、弱点という意味。そこから「足もとを見る」という慣用句が生まれました。ちなみに「足もと」は、「足元・足下・足許」の3つがありますが、どれを使っても問題ありません。

ビジネスにおいて取引する際、駆け引きが行われるのは日常茶飯事です。たとえば、商品を作り上げるのに、必要な部品の仕入先が一社のみだったとしましょう。部品の仕入価格は少しでも安くしたいところ。しかし、部品を他社で購入できないと知っているため、仕入先は価格の値上げを要求してきました。これは、明らかに「足もとを見ている」からこその要求ですよね。弱みにつけ込まれたら逃げようがありません。だからこそ、足もとはしっかりと固めておく必要があるのです。

「足もとを見る」の語源は?

次に「足もとを見る」の語源を確認しておきましょう。「足もとを見る」の由来は、江戸時代の旅人からでした。当時は、移動手段といえば徒歩のみ。宿に到着する頃にはヘトヘトに疲れていたのです。そこで、駕籠を担いで人を運ぶ「駕籠舁(かごか)き」や、馬に人や物を乗せて運ぶ「馬方(うまかた)」は、旅人の足元に注目しました。

元気を装っていても足元がフラフラなら疲れている証拠。もしくは、草履が痛んでいたら、よほど遠くから歩いてきたのだろうと予想がつきますよね。疲れていれば、少しくらい高い宿代でも早く休みたいはず。旅人は見事に足元を見られ、高額な宿代を請求されてしまったのが始まりといわれています。

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