「禍福は糾える縄の如し」:幸福と不幸は交互にやってくる
「禍福は糾える縄の如し」は「かふくはあざなえるなわのごとし」と読みます。「禍福」の「禍」は「不幸」「災い」という意味です。コロナ禍の「禍」ですね。「福」は「幸福」です。「糾(あざな)う」は「縄をより合わせること」。「禍福は糾える縄の如し」は「不幸と幸福は、より合わせた縄のように表裏一体で、交互にやってくる」という意味です。
「待てば海路の日和あり」:じっくり好機を待て
「海路」は「航路」「船の旅」のこと。嵐で海が荒れても、待っていればいずれ航海に適した穏やかな日和になります。「待てば海路の日和あり」は、あせらず「じっくり好機を待て」という意味です。
こちらの記事もおすすめ
【慣用句】「待てば海路の日和あり」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!
「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」:悪いときもあれば良いときもある
「瀬」とは、「川などの流れが浅く、歩いて渡れる場所」や「流れの急なところ」のことですが、「物事に出会う機会」や「置かれている立場」という意味もあります。
人生にはどんなに努力しても結果が出ないときもあれば、逆にとんとん拍子に事が運ぶときもありますね。「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」は「長い人生には良いときもあれば悪いときもある」「悪いことばかりが続くわけではない」という意味です。
\次のページで「「No pains, no gains.」:苦は楽の種」を解説!/