国語言葉の意味

「楽あれば苦あり」の語源は「江戸いろはかるた」!意味・例文・類義語などを日本放送作家協会会員が簡単にわかりやすく解説

「楽あれば苦あり」の使い方

例文で「楽あれば苦あり」の使い方を見ていきましょう。

1.家族で祖父の喜寿を祝った翌日に、祖父が胃がんだということがわかった。祖父は落ち着いた様子で「人生は楽あれば苦ありだから」と言った。
2.不運なことばかり続いて落ち込んでいたら、友人が「人生楽あれば苦あり、苦あれば楽ありだから、ずっと苦しいばかりではないよ」と励ましてくれた。

最初の例文は、喜寿というおめでたいことがあった祖父に胃ガンという不幸がふりかかったが、祖父は落ち着いていたということです。2番目の例文は、不幸なことばかりで苦しいときに、苦しさがずっと続くわけではなく楽しいこともあると、友人が元気づけてくれたという意味ですよ。「楽あれば苦あり」は座右の銘にもなり、人を励ますときにも使える言葉ですね。

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「かるた」はポルトガル語の「carta」に由来している。外来語だがすっかり日本語に馴染んでおり「かるた」と平仮名で表記される。ほかにもパン、カステラ、金平糖、ボタン、煙草、ベランダなど日常的によく使う言葉のなかにもポルトガル語由来の言葉は意外に多いぞ。

「楽あれば苦あり」の類義語

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「楽あれば苦あり」と同じような意味あいの言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。

「人間万事塞翁が馬」:人生の禍福は予測できない

「人間万事塞翁が馬」は「にんげんばんじさいおうがうま」と読みます。語源は『淮南子(えなんじ)』「人間(じんかん)訓」です。

中国の北辺に住んでいた老人の馬が逃げ出しましたが、数か月後に駿馬を連れて戻ってきました。老人の子がその馬から落ちて足を骨折しましたが、そのせいで兵役を免れたというエピソードです。「人間万事塞翁が馬」「幸運か不運かは判断が難しい」「人生の禍福は予測できない」という意味ですよ。

\次のページで「「禍福は糾える縄の如し」:幸福と不幸は交互にやってくる」を解説!/

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