国語言葉の意味

【慣用句】「楽あれば苦あり」の意味や使い方は?例文や類語を教材系ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「楽あれば苦あり」について解説する。

端的に言えば「楽あれば苦あり」の意味は「人生には楽しいこともあれば苦しいこともある」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教材系のライターを10年経験した梨子なしこ太朗を呼んだ。一緒に「楽あれば苦あり」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/梨子なしこ太朗吉

本や雑誌を作り続ける文章職人。参考書から音楽誌まで、娯楽と言葉と実用をむすびつけることを自らも楽しみつつ、分かりやすく伝える。

「楽あれば苦あり」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「楽あれば苦あり」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「楽あれば苦あり」の意味は?

「楽あれば苦あり」には、次のような意味があります。

楽しい事のあとには苦しい事がある。苦楽は相伴うこと。

出典:goo辞書

人生は、楽しいことばかりなのが良いようにも思えますが、そう単純ではなく、楽しいことが先にあれば後で必ず苦しいことがやってくる、というのがこの言葉の意味です。

また、楽しいこともあれば苦しいこともあるのが人の一生であり、どちらか一方だけということはない、という意味もあります。「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」と逆の文章を繰り返して言う場合には、この意味です。

実際には楽しいばかりの人生もあれば、苦しいばかりの人生もあるでしょう。しかしそれは結果としてそうなるだけです。やはり先が読めないのが人生なのですから、楽しく過ごしている時期であっても、あらかじめ「楽あれば苦あり」と思うのが吉。変に浮かれすぎたり、また苦しいときでも落ち込みすぎたりしないで、落ち着いて過ごしていった方がよい、というのがこのことわざの教えるところです。

「楽あれば苦あり」の由来は?

次に「楽あれば苦あり」の由来を確認しておきましょう。

この言葉は江戸時代の「いろはかるた」で採用されたものです。

古来中国の言葉に「先憂後楽」があります。これは、先に物事を憂えておけば後で安寧(あんねい)を得る、というような意味で使われるものです。

人生においては「先憂後楽」であれ、「楽あれば苦あり」であれ、どちらにせよ愉快なことや楽なことばかりではないと考えて生きていくべきなのですから、江戸時代にいろはかるたを作るとき「先憂後楽」という漢語をもとにしつつも、よりわかりやすい「楽あれば苦あり」という文章にして、人生での戒めとしてかるたにこれを取り入れたのではないかと思えます。

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