ライター/sasai
元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。
外交手段として軍事力を行使することの表明。戦争へ突入すること、その意志があることの宣言。
出典:「宣戦布告 意味」
簡単に言うと、決意表明や宣言のことです。しかもただの宣言ではなく、これから「戦いを開始する」という宣言になります。宣言・決意表明とは言いますが中でも対象は戦う相手、つまり敵側に限定されている言葉です。味方に対して「これから戦いを始めます」と知らせることは「宣戦布告」と言う言い方はしません。
主に国同士の戦争や民族同士の紛争など、比較的大規模な争いに対して使われることが多いですが、1対1の戦いであっても「宣戦布告」は使えます。人数の多さや戦いの規模によって使えたり使えなかったりということはありません。
「宣戦布告」ってどう読むの?
「宣戦布告」の読み方は「せんせんふこく」です。予備知識なしでは一瞬戸惑うかもしれませんが、分解していくとそれほど難しくないことが分かるでしょう。「宣(せん)」は「宣伝(せんでん)」「宣教師(せんきょうし))」などの「宣」であり、「広く知らせる/はっきり言う」という意味です。つまり、「宣戦」で「戦うことをはっきりと表明する」という意味になります。
「布告(ふこく)」も広めるという意味がありますが、「宣戦」と異なるのは「戦うこと」というニュアンスが消え、代わりに「公式に」というニュアンスが加わることです。総合して「宣戦布告」で、戦う意思を公式にはっきりと表明するという意味になります。
「宣戦布告」ってどう使うの?
「宣戦布告」は以下のように使用します。
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