端的に言えば十字砲火の意味は「交差するように飛び交う砲火」のことですが、深く知ることで、十字砲火が登場する映画や小説などの作品をより理解することができるぞ。
元塾講師で、解説のわかりやすさに定評のあるgekcoを呼んです。一緒に「十字砲火」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/gekco
本業では出版物の校正も手がけ、一般教養に強い。豊富な知識と分かりやすい解説で好評を博している。
「十字砲火」の意味や語源・使い方まとめ
十字砲火は「じゅうじほうか」と読みます。それでは、早速「十字砲火」の意味や使い方について詳しく見ていきましょう。
「十字砲火」の意味は?
十字砲火には、次のような意味があります。
左右から交差するように飛び交う砲火。
出典:大辞林 第三版(三省堂)「十字砲火」
機関銃などの自動火器が開発された第一次世界大戦以降に考案された戦術の一つです。かなり限定的な場面を指しているので、あまり一般生活で使用する機会のある言葉ではありません。歴史小説や資料などで見かける機会の多い言葉です。どちらかといえば軍事用語に属す言葉でしょう。また、十字砲火は連続して銃弾や砲弾を発射する兵器ができたあとの言葉なので、たとえば火縄銃での戦闘で十字砲火という言葉が使われることはありません。
「十字砲火」の使い方・例文
それでは、「十字砲火」の例文を見てみましょう。
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