国語言葉の意味

【四字熟語】「下学上達」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

「飲水思源」

もう一つの類義語には、「飲水思源(いんすいしげん)」があります。意味は、物事の基本を忘れないように、また他人から受けた恩を忘れないようにということです。「水を飲みて源を思う」と訓読し、「飲水」は水を飲むこと、「思源」は水を飲むときに水源を考えることを表しています。

基本を大切にするということが意味の中心ですが、遡って思いを巡らせるイメージを含む表現です。そのため、ときには振り返って大切なものを確かめるということでもあります。

「下学上達」の対義語は?

次に、「下学上達」の対義語についての説明をします。ここで紹介するのは、基礎を大切にできていないようすを表す四字熟語です。二つの対義語について見ていきましょう。

「砂上楼閣」

「下学上達」の対義語には、「砂上楼閣(さじょうろうかく)」があります。意味は、基本がしっかりしていないために物事が長続きしないことです。砂の上の高い建物は不安定であるということから、基本がしっかりしていないという意味につながっています。

意味については、一見すばらしく思えることでも実はあまり確かなことではないというニュアンスも含まれますよ。言い換えると、見掛け倒しというような意味合いです。

「釈根灌枝」

対義語には、もう一つ「釈根灌枝(しゃっこんかいし)」があります。些細なことにこだわって、物事の基本を忘れることという意味です。「釈」は捨てること、「灌」は注ぐことであり、「根を釈てて枝に注ぐ」と読み下します。

肝心の木の根に水をあげずに枝に水を上げるということから、末節に心を奪われたりして物事の根本を忘れるという意味合いもありますよ。

「下学上達」の英訳は?

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最後に、「下学上達」の英訳についての説明です。少し長くはなりますが、意味を正確にとらえた表現になっています。

「beginning one’s studies with something familiar and gradually increasing the depth of learning」

「下学上達」の英訳には、「beginning one’s studies with something familiar and gradually increasing the depth of learning」があります。直訳すると「身近なもので勉強を始めること、そして徐々に深い学びにへと高まること」です。

「familiar」は「よく知っている、見慣れた」などの意味から、「身近な」というニュアンスにつながります。また、「徐々に」という意味を表す「gradually」があることで、より正確な表現になっていますね。

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yamato810