物理

一度引き込まれたら脱出不可なのはなぜ?「ブラックホール」の原理を理系ライターがわかりやすく解説

5.ブラックホールはどういう場合に成立する?

宇宙で一番速いものはで、その速度は3.0×10^8(m/s)。これでも、第二宇宙速度に達しなければ光はその天体から脱出出来ないことになります。

第二宇宙速度=光速度と置きましょう。M/Rが6.75×10^(26)以上なら、第二宇宙速度が光速度以上に。ものすごくMが大きく(重い)、Rがものすごく小さい(圧縮されてる)ブラックホールになり得ますね。超高密度な天体というわけですね。

6.ブラックホールはどんな世界?

超高密度のブラックホールは重力が強すぎて、周囲のあらゆる物質を飲み込んでしまう。ブラックホールの中心に近づくにつれて重力は大きくなり、中心は特異点と呼ばれ重力が無限大とされています。

また、重力波の影響も非常に大きいです。一般相対性理論より重力波の影響で時間の流れが遅くなることが知られていて、地球も1秒あたり100億分の7秒時間が遅れているもの。仮に重力が無限大となると、時間の遅れも無限大となり時が止まったままの状態になります。

あらゆる物が飲み込まれる

ブラックホールとは、宇宙で一番速い光でさえ脱出不可の天体。そのため、外から見ると真っ暗。無限大の重力が働き、時間も止まったままという世界。

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