「ご存じですか」の英語での表現は?
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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。
「ご存じですか」は相手に敬意を表す表現ですが、英語には日本語のように決まった敬語表現はありません。つまり「please」を付けたり、丁寧な口調で話したりすることで、同じ表現でもカジュアルにもフォーマルにもなり得るということです。
「ご存じですか」の英語表現
「Do you know …?」が「ご存じですか」を意味する一般的な英語表現です。「 …を知っていますか?」という意味の中学校で習う基本的な疑問文の形で、とりたてて丁寧な表現というわけではありません。
このままフォーマルな場で使っても問題ありませんが、「ご存じですか」というイメージに近づけるためには「happen to」を加えて「Do you happen to know …?」という表現を使ってもいいでしょう。
「happen to」は肯定文の中で使うと「偶然~する」という意味ですが、疑問文では「ひょっとして~」という婉曲的なニュアンスです。つまり「Do you happen to know …?」は、「ひょっとして…をご存じですか?」となり、ワンランク丁寧さがアップした表現になります。
1.Do you know when the meeting will start?
会議がいつ始まるかご存じですか?
2.Do you happen to know how to get to the nearest station from here?
ここから最寄り駅までの行き方をご存じですか?
3.Do you happen to know anything about this document?
もしかしてこの書類について何かご存じですか?
「Do you know …?」と似たような英語表現・フレーズは?
最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。
「Do you know …?」と似た意味を持つ表現はいくつかありますが、ここでは助動詞「will」の過去形「would」を用いた「Would you happen to know …?」について説明します。
似た表現その1「Would you happen to know …?」
助動詞は、現在形より過去形の方が柔らかく丁寧な印象に響きます。「Can you~?」より「Could you~?」の方が丁寧な表現になると習った覚えがある人も多いのではないでしょうか。
疑問文の中で使うと少し婉曲的なニュアンスの「happen to」に加え、助動詞の過去形も用いることで、「Would you happen to know …?」というさらにフォーマルな印象の表現になります。
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