
端的に言えば「喜色満面」の意味は「喜びいっぱいの表情」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んです。一緒に「喜色満面」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/すけろく
現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「喜色満面」の意味は?
まずは、国語辞典の定義から。「喜色満面」には、次のような意味があります。
うれしそうな表情が顔に満ちあふれていること。
出典:大辞林 第三版(三省堂)「喜色満面」
「喜色満面」についてもっと詳しく、「喜色」と「満面」に分けて解説していきます。「喜色」の「喜」はよろこびを表すとして、「色」にはどういった意味合いがあるのでしょうか。
「色」にはいろどりの他にも、顔の表情という意味があります。みなさんも、「顔色」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
つまり、「喜色」は喜びの表情という意味を表しているのです。では、もう一方の「満面」はどのような意味を表しているのでしょうか。
「満面」の「面」は、顔のことを表しています。「満」の方は、いっぱいや全体といった意味合いです。
これらを合わせると、「満面」は顔いっぱいにという意味であることが分かります。
「喜色満面」の使い方・例文
「喜色満面」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
\次のページで「「喜色満面」の類義語は?違いは?」を解説!/