この記事ではなるべく衝撃を和らげて上手にキャッチするコツを紹介する。理系ライターのR175と解説していきます。
ライター/R175
関西のとある理系国立大出身。エンジニアの経験があり、身近な現象と理科の教科書の内容をむずびつけるのが趣味。教科書の内容をかみ砕いて説明していく。
1.上手にキャッチするには
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2.ボールの重さと衝撃
3.球速と衝撃
4.運動エネルギー
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\次のページで「5.相対速度」を解説!/
プロ野球のキャッチャーは時速150km超えの硬式ボールを何なくキャッチしている。もちろん、キャッチャーミットの性能のお陰でもあるでしょう。しかし、それだけで猛スピードで向かってくる硬いボールから手を守れるとは考えにくい。
この記事ではなるべく衝撃を和らげて上手にキャッチするコツを紹介する。理系ライターのR175と解説していきます。
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関西のとある理系国立大出身。エンジニアの経験があり、身近な現象と理科の教科書の内容をむずびつけるのが趣味。教科書の内容をかみ砕いて説明していく。
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ボールをキャッチする時の衝撃、つまり運動エネルギーを小さくしてやれば痛い思いをせず上手にキャッチできます。運動エネルギーに関係するのはボールの重さと手とボールの相対速度。
このうち、重さはどうにも出来ないのでキャッチする瞬間の手とボールの相対
例えば、時速100キロのボールをキャッチする時、グラブが静止したままだと、相対速度(グラブから見たボールの速度)は時速100キロ。しかし、グラブをボールと同じ方向に時速30キロで動かせば、グラブから見たボールの速度は時速70キロに。ボールをキャッチする時の衝撃は小さくなりますね。
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当然と言えば当然ですが、グラブが静止したままでも、引きながらキャッチしてもボール自体は時速100キロで変わらず。したがって(絶対的な)運動エネルギーは変わりません。
しかし、今回重要なのはグラブから見たボールの運動。つまり相対速度に基づいてボールの運動を考える必要があり。グラブを時速30キロで引いていれば、ボールが時速70キロで向かっているのと同じ。それに対する運動エネルギーを考える必要があるのです。
グラブも動かしている以上、ボールの絶対速度100キロの方は関係なくなってきます。極端な話、グラブを時速110キロでボールと同じ方向に引いていやれば、ボールは永遠にグラブに追いつくことが出来ず、ぶつかることさえ出来ず衝撃はゼロに(そもそもキャッチできませんが)。
\次のページで「衝撃を和らげて上手くキャッチ」を解説!/
ボールを上手くキャッチするコツの1つが衝撃を和らげること。衝撃を和らげるためには、ボールと手の「相対速度」を小さくしてやればよいです。
相対速度は「手から見たボールの速度」。手をボールと同じ方向に引きながらキャッチすると「手から見たボール」はちょっと遅くなり、衝撃が小さくなります。
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