この言葉の代表的な英訳は「please(her/him)」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
TOEIC940点で、現役の翻訳者であるライターBuppeを呼んです。一緒に「忖度」の英訳や使い方を見ていきます。
ライター/greenforest
幼少期をインターナショナルスクールで過ごす。大学留学や海外勤務経験を経て身に着けた現地でも使える英語を分かりやすく紹介する。
「忖度」の意味と使い方は?
みなさんは「忖度」の意味をご存知ですか。「忖度」は、日本ならではの文化ですので直訳は存在しませんが、今回は「忖度」に近い英語表現を紹介していきます。それでは、「忖度」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「忖度」の意味
「忖度」には、次のような意味があります。
「忖度」
忖度とは、「他人の内心を推し量り(察して)よしなに(いい感じに)取り計らうこと」といった意味合いの表現である。
特に明示されていない、相手の内心に秘められている部分を、適切に汲み取って、うまい具合に対処する、ということ。言外の要望を察するということ。
「忖度」の語は、名詞として扱われ「忖度があった」という風に用いられることも多いが、動詞として「忖度する」というような形で用いられる場合も多い。
出典:Weblio辞書「忖度」
「忖度」の使い方・例文
次に「忖度」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.相手の気持ちを忖度しすぎると、自分の気持ちを抑え込んでしまうことになる。
2.課長の気持ちを忖度して、業務フローの改善に努めた。
3.部長に忖度せず、自分の意見をはっきりと述べたほうが会議が進むはずだ。
4. 相手に忖度しすぎると、曖昧なことが増えてやっかいなことになる場合もある。
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