「砂上の楼閣」例文と使い方
つぎに「砂上の楼閣」の例文で使い方を見てみましょう。
1.熱烈な恋愛の末の結婚だったが、お嬢様育ちの彼女と貧しい家庭に育った彼では価値観が違いすぎ、結婚生活は砂上の楼閣となった。
2.画期的な新技術を使った新商品を大々的に発売するという社長の計画は、開発段階から行き詰まった。この商品のヒットによって業界トップに躍り出るという社長の夢は、砂上の楼閣に過ぎなかった。
最初の例文は人間関係が長続きしなかったという意味です。2番目の例文は「実現不可能」という意味で使われていますね。
「羊頭狗肉」:見かけ倒し
「羊頭狗肉」は羊の頭を看板に掲げていながら、実際に売っているのは犬の肉という意味。中国の故事成語です。「見かけは立派でも、実質が伴っていないこと」を表します。外見は立派だが見かけ倒しであるという意味の類義語です。
「机上の空論」「空理空論」など:現実には役に立たない
「空論」は「実際の役に立たない理論」のこと。「机上の空論」は、「机に向かって頭の中だけで考えた現実には役に立たない理論」を意味しています。「座上の空論」も同じ意味です。
「空理」は仏教用語で、世の中のものはすべて因縁によって起こる仮のものなので、実体がないということ。そこから実際の役に立たない理論を意味するようになりました。「空理」も「空論」も同じ意味で、言葉を二つ重ねて「空理空論」とすることによって意味を強調しています。
「空中楼閣」「海市蜃楼」:実体がないもの
「空中楼閣」は「くうちゅうろうかく」と読みます。意味は、「想像の中だけで抽象的に構築された実態のない物事」のこと。「海市蜃楼」は「かいししんろう」と読みます。「海市」も「蜃楼」も蜃気楼のこと。蜃気楼は光の異常屈折によって砂漠や海上で虚像が見える現象で、転じて実体がないものという意味でも使われます。「海市蜃楼」は「実体がないもの」、「現実性のない考え」という意味です。
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