昔はみんな惑星だった?曜日に太陽と月が入るわけ
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ここで「なぜ曜日に惑星に交じって太陽と月があるのか」をご紹介していきます。
昔、人々は世界の中心が地球だと考えていました。いわゆる天動説ですね。この頃は太陽も月も地球の周りをまわる惑星の仲間とされていたのです。そして遠い方から土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月というように考えられていました。
そしてこの7つの惑星が1時間割り当てられていたのです。ところで1日は24時間、7では割り切れませんね。そのため、毎日少しずつ余った惑星(天体)がずれていき7日で一周します。そして7日間毎日違う惑星が1日の始まり(0時)に当てはめられ、それが曜日となったのです。
上の表を例に考えると、1日目は最初に土星が来るので土曜日で翌日には太陽が来るので日曜日となります。そして最後の7日目は最初に金星が来るので金曜日となるのです。
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太陽系の外にある天体
広大な宇宙では太陽系以外にもたくさんの天体が存在しています。太陽系外にある惑星は太陽系外惑星と呼ばれ、1995年に最初の惑星が発見されて以来4千個もの惑星が見つかっているのです。中には日本が名付けた恒星と惑星の組み合わせもあります。それが恒星「カムイ」と惑星「ちゅら」。北海道と沖縄の言葉が名付けられています。
「恒星」「惑星」「衛星」の違いを確認!宇宙にはたくさんの天体が
恒星とは自ら輝く星で、その周りを惑星が公転し、さらにその惑星の周りを衛星が公転しています。今では恒星、衛星とされている太陽や月。しかし昔は太陽と月も惑星とされていて、曜日にも太陽、月が入っています。
天体があるのは太陽系だけではありません。太陽系外にも天体は存在し、次々と発見されています。これからどんな天体が見つかるか楽しみですね。