太陽の特徴
地球から最も近い恒星、太陽。その大きさは地球の約110倍の半径で重さはなんと33万倍もあります。ちなみに太陽系で最も大きい惑星である木星と比べても半径は10倍、重さは1000倍もあるのです。地球から月と太陽は同じくらいの大きさに見えますが、それは太陽の方がずっと遠くにあるだけで全然大きさは違うのですね。
太陽の表面の温度は約6000℃、そして内部の温度はなんと1500万℃以上になっているといわれています。直接見るのは危険な太陽ですが、皆既日食の時や特別な眼鏡を使えば太陽を安全に観察することができるのです。
太陽を観察するとプロミネンス(紅色の炎)、コロナ(100万℃以上の高温のプラズマでできた層)、そして黒点(貸与の表面で黒く斑点のように見える部分)を観察することができます。温度が低く黒く見える黒点ですが、それでも4000℃以上あるのです。
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・十分な質量があり、自身の重みで丸くなっている
・公転する軌道上に衛星以外の天体がない
という条件を満たした天体のことです。恒星の周りを公転していて丸くなるのに十分な重みがあってもその軌道上に他の天体がある場合は準惑星に、公転していても重みが足りず形がいびつなものは小惑星となります。
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太陽系の惑星
太陽系には地球を含めて8つの惑星があります。太陽から近い順に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星と並んでいるのです。大きさ、質量、密度、構成する物質は惑星によって異なっています。これらの惑星はその特徴からいくつかの種類に分類することが可能です。
太陽系の惑星を分類
太陽系の惑星はその位置から内惑星・外惑星という分類、構成する物質から地球型惑星・木星型惑星(天王星型惑星)という分類の仕方があります。
内惑星と外惑星は地球から見た位置による分類です。地球から見て内側(太陽側)にある水星と金星は内惑星、そして反対側にある火星、木星、土星、天王星、海王星は外惑星となります。
また、惑星は構成する物質でも分類されているのです。岩石でできた地球型惑星とガスでできた木星型惑星に分けられています。
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惑星から外れてしまった星、冥王星
冥王星はもともと太陽系の9番目の惑星でした。しかし、その軌道上に冥王星と同じくらいの大きさの天体が見つかり、その天体を惑星とするかどうかという議論が行われました。そして2006年、新たに準惑星という分類が作られ冥王星はそちらに分類されたのです。
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惑星・準惑星・小惑星の周りを公転する衛星
衛星とは恒星の周りを公転する惑星、準惑星、小惑星の周りを公転する天体のことです。衛星といえば地球の周りをまわる月が有名ですね。夜、月は輝いて見えます。しかし月自身が光を放っているわけではなく、太陽の光を反射し輝いているのです。
太陽系には160個ほどの衛星があり、水星と金星以外の惑星が衛星を持っています。月は地球にとって唯一の衛星で、できてから約46億年ほどです。
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