端的に言えば「釘を刺す」の意味は「重ねて注意すること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んです。一緒に「釘を刺す」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/すけろく
現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。
「釘を刺す」の意味は?
「釘を刺す」には、次のような意味があります。
あとで言い逃れや間違いなどが起きないように、あらかじめ念を押す。釘を打つ。
出典:大辞林 第三版(三省堂)「釘を刺す」
「釘を刺す」という慣用句は、比較的耳にすることのおおいものです。では、なぜ「釘を刺す」が念を押すという意味合いになったのでしょうか。
この疑問を解消するカギは、日本の伝統的な建築工法にありました。日本の建築物といえば世界最古の法隆寺がそうであるように、木造建築が主流です。
この木造建築も、当初は釘などを一切用いなかったといいます。では、どうしたのかというと、木材に入れた切れ込みを組み合わせるということをしていたのだそうです。
その組み合わせだけでも大丈夫なところ、江戸中期からはさらに「釘を刺し」固定することにより万全を期したといいます。ちなみに、このときの釘は現在使われているような「洋釘」ではなく、「和釘」だったそうです。
「釘を刺す」の使い方・例文
「釘を刺す」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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