国語言葉の意味

【慣用句】「引導を渡す」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しくわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「引導(いんどう)を渡す」という慣用句について解説する。

端的に言えば「引導を渡す」の意味は「あきらめさせる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役塾講師で文系科目のスペシャリストである「すけろく」を呼んだ。一緒に「引導を渡す」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/すけろく

現役文系講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

#1 「引導を渡す」の意味や使い方のまとめ

image by iStockphoto

それでは早速「引導を渡す」の意味や使い方を見ていきましょう。

「引導を渡す」の意味は?

「引導を渡す」には、次のような意味があります。

1.葬儀の時、僧が死者に迷いを去り悟りを開くよう説き聞かせる。
2.最終的な宣告をしてあきらめさせる。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「引導を渡す」

「引導を渡す」にある「引導」とは、葬儀の際に僧侶が故人に対して悟りの境地に入れるように経文や法語を唱えることをいいます。すると、この場合の渡す相手は当然「故人」以外には考えられません。

つまり、亡くなった人が無事にあの世へ旅立てるようにしてあげるというわけです。このことが転じて、二つめの意味にあるように相手があきらめてくれるような言動をとることも「引導を渡す」というようになりました。

葬儀中のどの部分を「引導」とするかは、宗派によっても異なるそうです。

「引導を渡す」の由来は?

次に「引導を渡す」の由来を確認しておきましょう。「引導を渡す」の「引導」は、仏教用語です。

本来は「衆生(しゅじょう)」=「生きとし生けるものたち」を仏道に導き引き入れることを意味していました。その後、それが転じて現在用いられているような意味合いでも用いられるようになったようです。

\次のページで「「引導を渡す」の使い方・例文」を解説!/

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