「隠忍自重」の使い方・例文
「隠忍自重」の使い方を例文を使って見ていきましょう。意味合いの確認と同時に、文法的に二種類の使い方を見ていくので違いもチェックしていきますよ。
1.健太は困難な状況だが、あとで後悔しないためにも我慢を重ねて隠忍自重の日々を送るべきだ。
2.隠忍自重することで、軽率な行動を控え慎重さを身につける機会になる。
例文の1.では「隠忍自重」を推奨する内容になっており、2.では「隠忍自重する」ことで身につく能力について説明をしています。いずれも、「隠忍自重」をよい意味でとらえており、自分のために身につけるべきものとされていますね。
使い方としては、1.は名詞として使われています。一方、2.は「する」を付け加えて動詞化した表現となっており、比較的よく使われる表現方法です。
「隠忍自重」の類義語は?違いは?
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それでは、「隠忍自重」の類義語についての説明です。意味合いはよく似ていますが、表現する漢字やニュアンスの違いはあるので、詳しく見ていきましょう。
「臥薪嘗胆」
「隠忍自重」の類義語には、「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」があります。意味は、「目的を達成するために苦労を耐え忍ぶこと」です。「臥薪」は固い薪の上で寝ること、「嘗胆」は苦い肝をなめることを表しており、労苦を重ねて機が熟すのを待つというニュアンスがあります。
基本的には「臥薪嘗胆の…」など名詞として使用しますが、「臥薪嘗胆する」など動詞化して使うこともできますよ。
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