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初の大西洋無着陸単独飛行の英雄「リンドバーグ」をわかりやすく歴女が解説

4-1、リンドバーグの逸話

いろいろな逸話があります。

4-2、リンドバーグ・ジュニア誘拐事件の謎

この事件は、当時から犯人のハウプトマンは冤罪ではないかと言われていて、事件についてはリンドバーグが長男のちょっとした障害を気にしていたこと、リンドバーグがかなり悪ふざけをする癖があったこと、事件当初からリンドバーグが警察やFBIの捜査に非協力的で、長男の遺体も少し見ただけですぐに火葬してしまったなどもあり、犯人とされたハウプトマンには状況証拠ばかりで最初から犯人と決めつけられていた様子もあったということで、じつは誘拐事件はなかった、リンドバーグが誤って長男を殺してしまったために誘拐事件をでっち上げたのではと言う説もあるということです。

また、後に死体で見つかったはずの長男を名乗る男性も現れたが、リンドバーグ家はDNA鑑定を拒否しているという後日談も存在。

4-3、リンドバーグの隠し子

リンドバーグは、ミュンヘンの帽子屋だったブリギッテ・ヘスハイマーと不倫関係があり、1957年からリンドバーグの死まで継続。ヘスハイマーの1958年、1960年、1967年にドイツで誕生した3人の子供たちはリンドバーグの非嫡出子だということが、2003年11月、DNA鑑定で証明されました。尚、ヘスハイマーは2001年に74歳で死去しています。

4-4、人工心臓の開発に協力

リンドバーグには心臓弁膜症を患っていた異母姉がいたので、心臓病の治療法を開発したいという思いがあって、生理学者アレクシス・カレルの研究室を訪問し、2人の生理学と工学知識を生かして共同研究を行った成果として、1935年に「カレル・リンドバーグポンプ」が開発されたということです。これは今日の人工心臓に影響を与えているもので、リンドバーグの大きな業績の一つとされています。

4-5、孫も大西洋無着陸飛行を成功

2002年5月2日に、大西洋単独無着陸飛行75周年記念として、リンドバーグの孫のエリックが「ニュー・スピリット・オブ・セントルイス号」で大西洋単独無着陸飛行を行って成功したということです。

初の大西洋単独飛行を成し遂げたアメリカン・ドリームの体現者

チャールズ・リンドバーグは、まだ発展途上の分野だった飛行機パイロットのパイオニア的存在で、25歳の時に初の大西洋単独飛行という大冒険を成し遂げて、一躍アメリカン・ヒーローとなった人。

若くして成功し富と名声を手に入れ、美しい妻もゲットしたが、謎めいた長男の誘拐事件というスキャンダル、そして戦争前夜のナチス支持などでバッシングを受けて名声を失いましたが、晩年は知名度を生かして自然保護に尽力しました。

リンドバーグの人生は、大西洋単独飛行横断の冒険が大成功したアメリカン・ドリームの体現者であることといい、謎に包まれた長男誘拐事件といい、ナチス支持でのバッシングでの人気凋落といい、ハリウッドや大衆が大好きな要素がたくさんあるため、今後も忘れられることがないでしょう。

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angelica