
「Even a chance acquaintance is decreed by destiny.」
Even a chance acquaintance is decreed by destiny. は「偶然の出会いですら運命によって定められている」という意味の英語表現です。
「袖振り合うも多生の縁」にある「生まれ変わり」のニュアンスを destiny (運命)に言い換えています。acquaintance は名詞で「知人・偶然知り合った他人」を表し、be decreed は受動態で「命じられる・決定される」という意味合いです。
「袖振り合うも多生の縁」を使いこなそう
この記事では「袖振り合うも多生の縁」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「袖振り合うも多生の縁」は前世での行いが現世にも影響を与えていること、だからこそ周りの人々の存在やあなたとの関係には意味があることを伝える慣用句でした。過去の行い全てに縛られる必要はありませんが、日常の些細な出来事に尊さを感じることや、これまで景色の一つだったすれ違う人々と自分が同じ時代を生きていることに意味を見出すことは、現代においてとても重要なことのように思います。全ての人と直接的に同じ深さで関わることはなくとも、困った時には互いに手を取り合えるような心持ちでいたいものです。