「create a sensation」
create a sensation は「物議を醸す」に近い意味を表す英訳の一つで、「社会や世の中をあっと言わせる・驚かせるほどの事柄を生み出す」というニュアンスです。
create は動詞で「創り出す・生み出す・引き起こす」という意味があります。また、sensation は名詞で「物議・大騒ぎ」のことですが、物事の善悪は関係ありません。
「arouse criticism」
arouse criticism は「批判や批評を引き起こす」という意味の英語表現です。
arouse は動詞で「人の感情や関心、反応などを引き起こす」動作を表します。一方、名詞 criticism は「批判や非難、批評文」のことをいい、「物議を醸す」の「物議」と類似していることがわかりますね。
「controversial」
controversial は形容詞で「議論を呼ぶ、論争の余地がある」様子を表します。「物議を醸す」と非常に近い意味合いで、特に問題をめぐってそれが正義かどうかを言い争うような状態です。
a controversial art
物議を醸すアート作品
This is a controversial issue.
これは物議を醸す(論争の的となる)問題だ。
He gave rise to a public controversy(※).
彼は世間の物議を醸した。
※controversyは名詞形
「物議を醸す」を使いこなそう
この記事では「物議を醸す」の意味・使い方・類語などを説明しました。
政治家や芸能人などの意見が「物議を醸す」対象となることが多いのは、影響力が大きくより多くの人に届きやすいからなのかもしれません。勿論それだけでなく、私たちの身近な世間、たとえば職場や学校などの集団生活においても賛否両論の議題は発生するでしょう。
大切なのは、なぜ人々がその問題に対して声をあげているのかを知ることだと筆者は考えます。「物議を醸す」ということは、それだけ社会が興味をもっているトピックであるはずです。その出来事の本質を知ると、毎日の世界の動向やニュースの見え方が変わってくるのかもしれません。