「日の目を見る」は、隠れていたものが明るみに出てくるってイメージの言葉です。しかし言葉ってのはわかっているようで、案外ほかの慣用句とごちゃ混ぜになっていたり、漢字を間違えて覚えていたりするもんです。
そこで今回は、日陰者でいることを好むライターのぷーやんを呼んです。「日の目を見る」の意味と使われ方について、説明してもらう。
- 「日の目を見る」の意味から押さえよう!
- 「日の目を見る」を辞書でみてみよう!
- 例文で「日の目を見る」の使い方を確認!
- 「日の目を見る」に類義語はある?
- 実を結ぶ:成果が現れる
- 脚光を浴びる:社会の注目の的となる
- 「日の目を見る」の対義語はなにがある?
- 不遇:素晴らしいが運がなく、広く認められない
- 芽が出ない:世間に注目されない
- 「日の目を見る」の英語訳2選!
- to be revealed to the world
- to see the light of day
- 「日の目を見る」ことの必要性
- 努力は「日の目を見る」もの?
- 「日の目を見る」に固執はNG!
- 「日の目を見る」は自分軸ではなく他人軸!
この記事の目次
ライター/ぷーやん
webライター歴7年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。目立つことがあまり好きではないが、功績を認められないとそれはそれでモヤモヤする厄介者。中心人物の補佐的な役割を好む。
「日の目を見る」を辞書でみてみよう!
「日の目を見る」は国語辞典に、以下のように書かれています。
それまで埋もれていたものが世に知られるようになる。また、長い間不遇だった者が世に認められるようになる。「五十年ぶりに―◦見た作品」「長年の研究がようやく―◦見る」
出典:デジタル大辞泉(小学館) 「日の目を見る」
広く人の目に触れるようになることを、日なたに出ることに例えた表現と言えそうですね。「日」を「火」と間違えないようにお気を付けください。
また「日の目を見る」と同じく視覚に関する慣用句の、「火を見るより明らか」と混ぜこぜになってしまう誤用にもご注意を。「火を見るより明らか」は、「疑う余地もないくらい明確である」という意味。「日」と「火」の音と、「見る」という共通点がありますが、両者は意味が異なります。
例文で「日の目を見る」の使い方を確認!
辞書引きで意味がわかったら、次はどのように使われるのかが気になってくることでしょう。そこで「日の目を見る」を使った例文をご紹介します。
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