化学

皮膚から毒が入ってくる?「経皮毒」を元塾講師がわかりやすく解説

3-2.シャンプ―・リンス

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これこそ老若男女問わず使用する日用品でしょう。頭皮に直接触れ、長期間にわたって使用されるものですよね。経皮毒について調べたとき、シャンプー類に含まれる有害成分としているラウリル硫酸ナトリウムという物質をよく目にすることでしょう。「洗浄力が強く、どんな水質でもよく泡立つ安価な成分であるため、シャンプーによく使われているが経皮毒である」とあります。

しかし現在は皮膚への刺激が少ないラウレス硫酸ナトリウムを使われているのです。仮にラウリル硫酸ナトリウムが含まれていたとしても、超高濃度のものを長期間塗ったまま放置しない限り、炎症等の危険度は低いとされています。ただし化粧品同様、何が入っているかわからない海外産やマルチ商法の製品には注意するに越したことはないでしょう。

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老若男女関係なくシャンプーやソープ類は毎日のように使うだろう。だからこそ毒による影響は蓄積されやすい、というのが経皮毒の考えなんだ。

3-3.カラーリング剤や脱毛剤

カラーリング剤や脱毛剤はそもそも肌への刺激が大きいことで知られています。長時間塗ったまま放置することから、悪影響があると考えられているのでしょう。アレルギーにもつながる恐れがあるため、市販品には使用前には必ずパッチテストをするように、との但し書きもありますよね。

女性においては生理前後や妊娠中の染髪や脱毛は避けるべきだとされています。それはホルモンバランスの影響により、普段よりも肌荒れが起こりがちで、少しの刺激によってかぶれやかゆみにつながってしまうからです。匂いに対して敏感になるので、カラーリング剤や脱毛剤のツンとした匂いで気分が悪くなることもあるでしょう。

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肌に長時間触れるようなものはアレルギーがでないものであるかを調べることも大切だぞ。

普段使いしているものこそ品質をチェック!

皮膚から侵入する毒である経皮毒は、即座に深刻な症状となって現れることは少ないでしょう。しかし肌に触れている時間や使用頻度が多い日用品が原因物質になるため、全ての人に関わるといえる毒の1つです。一方で経皮毒は存在しない、オカルトチックな話だと断言する研究者も存在します。商品そのものの質や配合成分によって肌荒れやかゆみなどの症状が現れることがありますが、それは単なるアレルギーや炎症だとする見方もできるからです。長期間に少量ずつ蓄積されるような有害物質は原因を突き止めるのは難しいでしょう。また、癌やホルモンバランスの乱れ、不妊症といった症状も様々な要因が合わさって起こるものですから、一概に経皮毒が原因といえないのも納得です。

いずれにせよ、化粧品やシャンプーなどの日用品には、少なからず合成化学物質や添加物が含まれています。それを知ったうえで、実際に商品を選ぶときには成分やブランド、生産地をよくチェックするようにしたいですね。もちろん国内産だから安心とは言い切れません。肌に直接触れるものだからこそ、値段よりも品質重視で選べるといいですね。

 

画像引用:いらすとや

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Ayumi05