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【四字熟語】「一念発起」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「一念発起」について解説する。

端的に言えば「一念発起」の意味は「思い立って決心すること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「一念発起」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。
国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「一念発起」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「一念発起(いちねんほっき)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「一念発起」の意味は?

「一念発起」には、次のような意味があります。

[名](スル)
1 あることを成し遂げようと決心する。「一念発起して芸道に励む」
2 仏語。一心に悟りを求める心を起こすこと。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「一念発起」

「一念」は「ひたすらに思うこと」。「発起」は「思い立って始めること、計画すること」。合わせて「何かを成し遂げようと強く決心する」という意味になります。

「一」は、「一心に」とも言うように「ひたすらに」など物事に集中するという意味を持つ漢字。一時的な決心ではないということですね。

「発起」は「何かが始まったり動き出す」という意味を持つ言葉です。読み方「ほっき」にも注意しておきましょう。「発作(ほっさ)」などでも同じ読みになりますね。

語源の項でも紹介しますが、この言葉はもともと仏教用語。「念じる」という言葉が使われていることからも、ただ決心するだけではありません。

神様やお釈迦様に対して強く、それもひたすらに念じるのですから、軽々しくは使えない言葉といえるでしょう。

「一念発起」の語源は?

「一念発起」の語源は先に述べた通り、もとは仏教の言葉が由来です。「一念発起菩提心(いちねんほっきぼだいじん)」の略と言われ、鎌倉時代の仏教書『歎異抄』に見ることが出来ます。

「菩提」とは簡単にいえば悟りのこと。この言葉は仏門で修行をする人たちが悟りの境地を目指すため、仏への信仰心を起こすことを指していました。悟るためには厳しい修行と深い信心が必要ですから、その決心と覚悟を表しているといえるでしょう。

「一念発起」するということは、それだけ強い意志が感じられる行動なのです。当時、仏教文化がどれだけ大きな影響力を持っていたかを考えると、言葉の強さも想像しやすくなるはず。語源を知ると、よりその重みが理解できますね。

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