
「プラセボ効果」とは…?
「プラセボ効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「プラセボ効果」は、「実は全く効き目のない薬を飲んでいるのに、効き目がある薬を飲んでいると思い込むことによって、病状が良くなる効果」のことをいいます。「プラセボ」は「偽薬」の意味で、薬の効果を試すための治験で使用されるものです。治験では本来の薬を飲んだ人と偽薬を飲んだ人の症状の変化を比べ、薬の有効性を確かめるのですが、偽薬(プラセボ)を飲んだ人の中にも病状の回復が見られる人が出てきます。もちろん、原則として治験の協力者には自身の薬が偽物かどうかは知らされません。これはまさに、「病は気から」のポジティブなパターンに当てはまるものでしょう。
ちなみにこの「プラセボ効果」は、迷信や都市伝説ではなく、実際に科学的に証明されているものです。気になった方、更に詳しく知りたい方は医薬品メーカーのサイト等で確かめてみてください。
「病は気から」の英語表現
最後に、「病は気から」の英語表現を確認していきましょう。「病は気から」と全く同じ意味・ニュアンスの表現は英語にはありませんが、似たような意味を表す表現がいくつかあります。
例えば、「It’s all mental」は「すべては精神的なこと」という意味で、”何事も心のもちよう次第である”というニュアンスで使われる表現です。病気について述べている文脈で「It’s all mental」を使えば、「病は気から」と似たような意味になるでしょう。
また、「Disease starts in mind」は「病は心から生まれる」という意味の表現で、「病は気から」の直訳に近いものです。日本語のことわざのように熟語として定着している表現ではありませんが、意味は十分通じるでしょう。
プラス思考で行きましょう!「病は気から」
今回は「病は気から」についてご紹介しました。「病は気から」は「病気は心のもち方次第で良くもなり悪くもなる」という意味のことわざです。ポジティブなニュアンスでも、ネガティブなニュアンスでも使用できます。皆さんも何か病気になってしまったときは、プラスの方向で考え、早く快復できるようにしましょう!