国語言葉の意味

【四字熟語】「牛飲馬食」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「牛飲馬食」について解説する。

端的に言えば牛飲馬食の意味は「むやみに一度に多量の飲食をすること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「牛飲馬食」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「牛飲馬食」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「牛飲馬食」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。読み方は「ぎゅういんばしょく」です。漢字を見ていると、なんとなく意味は想像できそうですが、意味や語源などを確認していきますよ。

「牛飲馬食」の意味は?

「牛飲馬食」には、次のような意味があります。大まかな意味だけではなく、詳しく意味をチェックしておくとニュアンスまでつかむことができますよ。

1.一度に多量の酒を飲んだり、食べたりすること。

出典:四字熟語辞典(学研)

意味としては、とにかくたくさん飲み食いすることです。さらに言うと、むやみに飲み食いをしているようすを表しています。

そのため、たくさん食べて元気だねというようなプラスイメージはなく、周囲から見ると「そこまで食べる意味があるのかな?」「後先考えずに食べてお腹を壊さないかな?」「腹八分目のほうがいいのでは?」という感じでマイナスのイメージでとらえている表現です。

「牛飲馬食」の語源は?

次に「牛飲馬食」の語源を確認しておきましょう。

漢字の通り「牛が水を飲むように」「馬がまぐさを食べるように」大量に飲食するようすをイメージした四字熟語になっています。「まぐさ」とは「秣」や「蒭」、「馬草」とも書かれることもあり、牛や馬の飼料とする乾燥した草のことです。牛や馬などの家畜がむさぼり食うようすが、後先考えずにむやみに食べているようすにつながるのですね。

\次のページで「「牛飲馬食」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: