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【四字熟語】「泰山鳴動」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「泰山鳴動」について解説する。

端的に言えば「泰山鳴動」の意味は「大騒ぎのわりに大したことがなかったこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「泰山鳴動」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。
国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「泰山鳴動」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「泰山鳴動(たいざんめいどう)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「泰山鳴動」の意味は?

「泰山鳴動」には、次のような意味があります。

事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいこと。
[補説]もともとは、ラテン語のParturiunt montes, nascetur ridiculus mus.(山々が産気づいて、こっけいなハツカネズミが一匹生まれる)から出た西洋のことわざ。「大山」は「泰山」とも書く。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「泰山鳴動」

こちらは「泰山鳴動して鼠一匹」という成句として辞書に掲載されているものもあります。

詳しくは語源の項でも説明しますが、山が動いたにも関わらず、出てきたのはねずみ一匹だったということがこの言葉の元です。

事前の大騒ぎと比較して、結果がとても小さい・あっけないものだったということで、驚きや呆れの表現としての解釈もできるでしょう。

ただ単に思っていたよりも結果が伴わなかったという意味では使えません。事前に大騒ぎ・盛り上がりがあったことも重要です。

「泰」は「安泰(あんたい)」などの熟語で使うように、「大きい、穏やか」などの意味があります。そんな山が動いたのですから、きっと物凄いことになると人々は予想したのでしょうね。

また、「大山鳴動」と書いても問題ありません。どちらの漢字でも正しく読めるようにしましょう。

「泰山鳴動」の語源は?

次に「泰山鳴動」の語源を確認しておきましょう。

辞書の引用を参照してみてください。これは意外にも中国語ではなくラテン語が由来、古代ローマで生まれた言葉が元になっています。

これらの地域は今でも温泉が有名ですね。日本や中国のように、地震や火山大国でもあるのです。

そんな彼らにとっても、山が動くというのは大災害の前触れかと非常に恐ろしかったことでしょう。それで出てきたのがネズミ一匹だったら、と考えるとその心境もよくわかります。

漢字になっても意味が通じるのは、同じく地震のある国で生活している私たちにも状況を想像しやすいからかもしれませんね。

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