化学

麻痺を引き起こす恐い毒「神経毒」を元塾講師がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。今回は「神経毒」について詳しく勉強していこう。

これまでにもいくつか「毒」について解説してきたが、今回はまた違った視点での解説になるぞ。

自然界にもこの毒をもつ生き物は多い。化学に詳しいライターAyumiと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/Ayumi

理系出身の元塾講師。わかるから面白い、面白いからもっと知りたくなるのが化学!まずは身近な例を使って楽しみながら考えさせることで、多くの生徒を志望校合格に導いた。

1.毒についておさらい

image by iStockphoto

まずは簡単に毒についておさらいしてみましょう。あなたが思い浮かべる毒はどれに分類されるのか考えてみるといいですね。

1-1.毒劇物と毒劇薬

まずは毒性の強度による分類です。医薬品で毒性が強ければ毒薬、医薬品以外の物質では毒物とされています。毒薬・毒物よりも毒性が弱いものは劇薬・劇物という分類でしたね。一般的に実験などで用いられる試薬や工場など製造現場で用いられるものに使われる分類というイメージが強いかもしれません。普段理科室で目にするボトルにはこれら分類を示すマークがついているのでぜひ見てみてくださいね。

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毒性の強さ、医薬品か否かで分類が決まっていたよな。詳しくはこの記事をチェックしておこう。

1-2.自然毒と人工毒

授業で習うような毒物・毒薬は人工的に量産されたものと考えてください。トルエンやクロロホルム、農薬は人工毒にあたります。意外に思う人もいるかもしれませんが、食品添加物もこれに含まれるのを知っていましたか?長期的に摂取することで人体に悪影響を及ぼすことが判明したものも少なくありません。

一方できのこや魚介類、ヘビやフグといった動植物による毒は自然毒の代表です。植物由来または動物由来であれば自然毒と考えられるので分類は簡単でしょう。それに加え、サルモネラ菌やO-157のような微生物毒、水銀やヒ素といった鉱物毒も自然毒に含まれますよ。

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