国語言葉の意味

その宝もったいない?「宝の持ち腐れ」正しい意味や使い方・類語など現役日本語教師がわかりやすく解説

よぉ、桜木健二だ。この記事では「宝の持ち腐れ」を勉強していくぞ。

みんなが持っているその才能や能力、持っているのに使わないのはもったいないんじゃないか?「宝の持ち腐れ」だぞ。今回紹介する「宝の持ち腐れ」の意味とは、ずばり”力を持っていながら活用しないこと”だ。

正しく自信を持って使えるように、「宝の持ち腐れ」の使い方や言葉の意味について、現役日本語教師のスヨメナと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/スヨメナ

現役日本語教師。対面、オンライン問わず、世界中の国の人に日本語を教えている。ブログでも相手の立場に立って考え、わかりやすく発信していく。

「宝の持ち腐れ」の意味は?

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ここではことわざ「宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ)」の言葉の意味を覚えていきましょう。

役に立つ物を持ちながら利用しないこと、また、才能・手腕がありながら活用しないことのたとえ。

出典:精選版 日本語国語大辞典「宝の持ち腐れ」

「宝」とは、その人が持つ能力や才能、技術などのことです。「持ち腐れ」とは、持っていながら腐っている状態を言います。そのため「宝の持ち腐れ」とは、”能力など有益なものがあるにもかかわらず発揮していないこと”の意味です。

また一方で、ものに対して使う場合もあります。高価なものや機能性の高いものなど、やはり価値あるものを所有していながら活かしきれていないことのたとえです。

「宝の持ち腐れは」はもったいないと同じ?

「もったいない」という言葉についても、辞書で確認してみましょう。

\次のページで「「宝の持ち腐れ」の使い方は?」を解説!/

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