

みんなが持っているその才能や能力、持っているのに使わないのはもったいないんじゃないか?「宝の持ち腐れ」だぞ。今回紹介する「宝の持ち腐れ」の意味とは、ずばり”力を持っていながら活用しないこと”だ。
正しく自信を持って使えるように、「宝の持ち腐れ」の使い方や言葉の意味について、現役日本語教師のスヨメナと一緒に解説していくぞ。
- 「宝の持ち腐れ」の意味は?
- 「宝の持ち腐れ」の意味は「能力や才能を持ちながら、使わないでいること」
- 「宝の持ち腐れは」はもったいないと同じ?
- 「宝の持ち腐れ」の使い方は?
- 例文で「宝の持ち腐れ」の使い方をチェック!
- 「宝の持ち腐れ」と似たような意味を持つ言葉は?
- 「猫に小判」:価値がわからないと、何の役にも立たないこと
- 「馬の耳に念仏」:言い聞かせても、意味がないこと
- 「無用の長物」:あっても役に立たず邪魔になるもの
- 「宝の持ち腐れ」と反対の意味を持つ言葉は?
- 「水を得た魚のよう」:自分に合った場所で生き生きと活躍する様子
- 「適材適所」:能力や性質にふさわしい任務を与えること
- 「才気煥発」:才能が表に現れること
- 「宝の持ち腐れ」の意味を理解して正しく使ってみよう!
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/スヨメナ
現役日本語教師。対面、オンライン問わず、世界中の国の人に日本語を教えている。ブログでも相手の立場に立って考え、わかりやすく発信していく。
「宝の持ち腐れ」の意味は「能力や才能を持ちながら、使わないでいること」
まず辞書で意味を確認してみましょう。
役に立つ物を持ちながら利用しないこと、また、才能・手腕がありながら活用しないことのたとえ。
出典:精選版 日本語国語大辞典「宝の持ち腐れ」
「宝」とは、その人が持つ能力や才能、技術などのことです。「持ち腐れ」とは、持っていながら腐っている状態を言います。そのため「宝の持ち腐れ」とは、”能力など有益なものがあるにもかかわらず発揮していないこと”の意味です。
また一方で、ものに対して使う場合もあります。高価なものや機能性の高いものなど、やはり価値あるものを所有していながら活かしきれていないことのたとえです。
「宝の持ち腐れは」はもったいないと同じ?
「もったいない」という言葉についても、辞書で確認してみましょう。
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