
「どっこいどっこい」両者とも同じくらいで優劣つけがたい
「どっこいどっこい」は「両者とも同じくらいで優劣がつけがたい様子」を表す慣用表現です。何かを比較する際に、どれも大して違いがないということを表す表現という点では、「大同小異」や「五十歩百歩」「団栗の背比べ」と同じですね。
「どっこいどっこい」はプラスのニュアンスでもマイナスのニュアンスでも使用可能です。よって「大同小異」との意味やニュアンスの違いは、ほぼないと言えるでしょう。
「大同小異」の対義語は?
次に、「大同小異」の対義語をご紹介します。「大同小異」の対義語は「大異小同」です。漢字が入れ替わっただけで見た目がややこしいですね…。意味やニュアンスを確認していきましょう。
見た目がそっくり!取り違え注意!「大異小同」
「大異小同(だいいしょうどう)」は「細かい点では一致するが、大きな点では全く異なっていること」という意味の四字熟語です。「大同小異」とは漢字を一部入れ替えただけの表現ですので、ややこしいですね。「異」と「同」の位置を入れ替えただけで全く逆の意味になるのです。なお、「大同小異」ほどはよく使われません。

「大異小同」っていう言葉は俺も知らなかったからびっくりしたぜ。辞書を調べたら出てきたけどな。漢字の位置を少し入れ替えただけで全く逆の意味の言葉になるとは、文章を読むときは気をつけねぇといけねぇな。
「大同小異」の英語表現は?

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続いて、「大同小異」の英語表現を確認していきましょう。「大同小異」の英語表現は「be not much difference」「be not much different」です。意味と例文を確認していきましょう。
「be not much difference」「be not much different」:ほとんど違いはない
「be not much difference」「be not much different」は「ほとんど違いはない」という意味の英語表現です。「大同小異」は「若干の細かい部分の違いはあるが全体的にほぼ同じ」という意味ですので、訳語として適切でしょう。例文は以下の通りです。
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